普段目にしているガラスは液体ってホント?

liquid_glass
ガラスが作られる場面をテレビなどでご覧になった方であれば、ガラスという存在は元々液体であったというのはご存知だと思います。そんな液体のガラスが、空気にさらされて冷えると固体になると誰もが思うでしょうね。ところが、ガラスが液体から固体に変化をする際には明確な境目というのがないようなのです。例えば、液体から固体に原子配列が変化することを結晶化というのですが、ガラスの場合結晶化という現象が発生しないようなのです。

一方鉄の場合を例に挙げると、鉄が溶かされて液体から固体へと変化する過程においては、明確な原子配列が変化をする結晶化という現象があるようですね。要するに、ガラスという固体の状態になった時点においても、液体のように原子や分子の配列が不規則な状態なのだそうです。従ってガラスの場合、液体特有の原子や分子が移動することも可能なのです。少なくとも固体というのであれば、分子や原子が規則正しく配列された結晶状態でもあるために、分子や原子が移動するということはあり得ないというのです。そうしたことからも少なくともガラスに関しては、結晶状態を通過しないということで、化学的には固体というよりも液体に分類されているようなのです。もっと平たくいえば、ガラスに関しては液体と固体の境目というのがないために、現在のところではただ単に液体に分類されているということのようです。ただし液体や固体という表現はせずに、ガラス状という表現も近年される場合もあるようです。

もちろん、あくまでも現時点での話しであって、ガラスが固体であるという証拠を見つけ出すような研究もなされているようですね。例えば京都大学の研究チームは、ガラスが固体であるという有力な証拠を発見したといった内容を「財経新聞」という業界紙で発表しています。確かに、ガラスというものを食器や灰皿などで見ている限りにおいては誰もが液体とは認めたくないでしょうね。

Comments are disabled